バロン男爵の日常

ビーグル犬バロンと人間ハルののんびり田舎暮らし

血管肉腫の診断


9/26に血管肉腫で他界したバロンの思い出を綴っています。


手術から10日後、抜糸のため病院へ。
腫瘍の病理検査の結果も教えてもらえる日です。

「脾臓の腫瘍の破裂」というキーワードから、「血管肉腫」という
病気の可能性はわかっていました。
けれども、バロンは超元気だから良性に違いない、
まだ11歳になったばっかりのバロンが癌になんてなるわけがない、
と、現実から目をそらしてきました。

抜糸が済み、病理検査の結果の紙が机の上に置かれた瞬間に
目に飛び込んできた単語。

血管肉腫

思わず目を伏せて下を向くと、そこには笑顔のバロンが。
涙がこぼれました。

この子が癌?
信じられない、誤診じゃないか、こんなに元気なのに。
もう先生の言葉が耳に入ってきません。

病院からいただいた書類には、
「平均余命は無治療で3ヵ月。化学療法(抗癌剤)で6ヵ月。
1年生存率は10%未満」
と書かれていました。

バロンはまだ11歳になったばかりなのに。
いままで病気一つしなくて、丈夫で、18歳まで生きるって思ってたのに。
3ヵ月なんてあっという間に来てしまう。
いったい私はどうしたらいいの。
バロンに何をしてあげられるの。

とにかく情報がほしい。
希望がほしい。
それで、ブログでお願いしました。

みなさんからたくさんの情報をいただき、もちろん自分でも調べ
毎日クルクルクルクル頭がずーっと回っている状態でした。

すぐに始めたのは食事療法です。
完全手作り食に変更し、糖質を制限、免疫力を強化する食材を
増やしました。
バロンは手作り食がとってもうれしそうで、バックバック食べてくれました^^

次にサプリメント。
候補はいくつかありましたが、βグルカン系と冬虫夏草系、
カワラタケとDHA・EPAを毎日与えました。
これもごはんに入れてしまえば何もわからないので、
普通に与えることができました。

そして、考えなければいけない、抗癌剤。
3ヵ月の余命を6ヵ月にしてくれる可能性がある抗癌剤。
(完治の可能性はないので、延命のみです)
合わないと副作用で免疫力と体力を落とすことになってしまう。
それが怖い。

私は、自分自身が、寝たきりで命を延ばすなら死にたいと思う人間です。
バロンについても、同様に考えています。
辛い状態を長く続けてほしくない。
がんばっても余命が数か月ならなおさら、その間は少しでも元気な状態でいてほしい。

バロンにとっては、6ヵ月後に死のうが明日死のうが、同じなんだろうと思います。
人間のように思い残すことがあるわけでもなく、終活をするわけでもない。
3ヵ月が6ヵ月になることと引き換えに、毎日具合が悪くなるのだとしたら、
私は延命は望みません。
3ヵ月という期間を受け入れられなくて辛いのは私だけ。
私が頑張れるところは私が頑張ればいい。

けど・・・
脾臓が破裂したとき、バロンは懸命に生きようとしてくれた。
抗癌剤を与えないということは、バロンの生きようとする気持ちに応えないということに
なるんじゃないか・・・

もう、グルグルグルグル・・・
命がかかってますからね。
バロンの一生の最後の時間、後悔するような終わり方をしたくないですから。

考えに考えた末、抗癌剤は投与しないことに決めました。

そして、抜糸から3日後、抗癌剤を投与しない、QOL(Quality of Life)を重視して
いきたいという方針を伝えに病院に行き、ついでにエコー検査をしてもらったところ
なんと、膀胱に腫瘍が見つかってしまうのです。
5cmもある大きな腫瘍でした。



20170115
雪が降るとテンションがあがるぅ~ のです


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[ 2017/01/15 ] | 男爵の生活 | CM(0) | TB(0)

脾臓摘出手術と初めての入院

9/26に血管肉腫で他界したバロンの思い出を綴っています。

明日はもう3回目の月命日です。

ずっとお花を飾ってるのですが、先日はクリスマス用に奮発して真っ赤な花束を。

やっぱりバロンには赤が似合うな



7/19、元気に自分で歩いて病院に入っていったバロン。
午後から脾臓の全摘手術を行いました。

麻酔が怖くて去勢すらできなかった私。
初めての手術が臓器摘出とは。

怖くて怖くて仕方ない3時間でした。

病院からの連絡が待てなくて、近くの公園をウロウロ。
15時に、麻酔から覚めました、と病院から連絡があり、即面会に行きました。
まだフラフラしているバロン、私と主人の間を行ったり来たりして
膝にもたれて横になっています。

バロン・・・よくがんばったね
撫でてあげることしかできない私。
代わってあげられたらいいのに。

摘出した脾臓を見せてもらいました。
脾臓がどういうものかわからないのでよくわかりませんでしたが
いくつか赤くなって破裂したような感じのところがありました。

バロンが疲れるので、面会は1時間ほどで終了、
バロン、初めての入院です。
抵抗する力がないので、あっけなく連れていかれるバロン。
さすがにこれは仕方ないです。
一緒にいてあげたいけど、ごめんね。
あと一息、入院もがんばれ、バロン!!


たった一晩の入院。
たった一晩バロンがいないだけ。
たった一晩。
けど、11年間で初めての一晩です。

この11年間、一晩たりともバロンは家を空けたことはなく
私の帰宅を出迎えてくれなかったことは一度たりともありませんでした。
私がいないときもずっと家で私を待っていてくれたバロン。
そんなことにやっと気付いたバカな私。
バロン、バロン、バロン。
抱きしめたい気持ちでいっぱいでした。
がんばらなければいけないのは私だったー

翌日は出勤。
朝、病院に電話して様子を聞くと、
「バロンちゃん、ごはんしっかり食べて、今散歩行ってますよ~」

ええっ、散歩ぉっ!?
手術から24時間も経ってないのにぃ!?

すごい回復力!!
犬ってこんなものなんですかね?
まあ、とにかく、びっくりしたものの安心して仕事に集中できた私でした。

夕方、待ちに待ったバロンが帰ってきました!!
夏だからくっついてはくれないけど、一緒に眠りました。
幸せ~♪


201612251
私たちはずっと相棒♪




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[ 2016/12/25 ] | 男爵の生活 | CM(0) | TB(0)

奇跡

9/26に血管肉腫で他界したバロンの思い出を綴っています。

先日、バロンの四十九日を終えました。
まだ四十九日、もう四十九日。

今日、久々にバロンの散歩道を歩きました。
亡くなった当初は、毎日何していいかわからず、
一人で泣きながら散歩してました。
けど、今日は泣きませんでした。
少しづつ時は流れていますね。


さて、脾臓の腫瘍が破裂したバロン。
一晩持つか持たないかの状態で、家に連れて帰った続きです。


翌朝病院に連れて行って点滴をするまで10時間耐えなくてはいけません。
持ってくれ、持ってくれ。
ずっと祈っていました。

バロンは、ヨチヨチ歩いてはちっこを2,3滴して、うずくまる。
それを数分おきに繰り返してます。
当然トイレには間に合わないので、部屋中トイレシートを敷き詰めました。
腹水は体に吸収されて少しづつ減っているようで
呼吸困難は解消されていました。

安静にしてほしいけど、バロンはじっとしていられない様子なので
好きなところに行かせました。
トイレに向かう時もあれば、ベッドに向かう時もあります。
けど、辿り着けずにペタンとなってしまいます。

見守って、よろめくときに支える。
いつでもお水が飲めるようにそばに移動させる。
私にはそれしかできません。
バロン、がんばれ!!
長い長い夜です。

少しづつ少しづつ歩数が増え、ちっこも増えてきました。
歩く頻度も減って、楽になってきてるようです。
良くなってる!!
安心してちょっと気を抜いた私は少しだけ寝てしまいました。

起きたらバロンが座っていました。
いつも座って庭を眺めている、お気に入りの場所で。
ごめん、バロン、一人でがんばらせてしまった、ごめん!!
じっとこっちを見た目は、ずっと力強くなっていました。
乗り越えられる!と思いました。

7時半頃母が会いに来た時には、吠えてお出迎え。
車に乗ってからはぐんぐん良くなり、病院の前でもたくさんちっこし、
元気に歩いて入って行き、先生をびっくりさせていました。

そして午後から手術、脾臓を全摘しました。


201611201
病院に向かった時はまだちょっとぐったり

201611202
降りたら超元気!!
ちっこたっぷりしてます!!


血管肉腫による脾臓の破裂で命を落とす子も多いと聞きます。
私にはそんな知識が全然ありませんでした。

家に連れて帰るというのは無謀なことだったかもしれませんし、
家に連れて帰ったからこそバロンは回復したのかもしれません。

とにかく、バロンは自力で回復しました。
これはバロンの生きる力の強さが起こした奇跡だと思います。

そして、息を引き取るまでの2ヶ月間、「バロンのためだけに生きる」
という時間を私にプレゼントしてくれました。
この時間がなかったら、私は後悔だらけだったと思います。
この2ヶ月で私たちはより仲良くなり、ちょっと照れくさいんですが、
魂で通じてるんじゃないかと思えるくらいになりました。

バロン、あのときに逝かないでくれてありがとう。
がんばってくれてありがとう。
かけがえのない時間をプレゼントしてくれて、本当にありがとう。


201611203
ガムは持って食べる派です(^∇^)ノ


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[ 2016/11/20 ] | 男爵の生活 | CM(2) | TB(0)

脾臓の腫瘍の破裂

9/26に血管肉腫で他界したバロンの思い出を綴っています。

ご無沙汰してしまいました。

少し寂しさが癒えてきたら、バロンの写真が見られなくなってしまって。
見たらまたあの悲しみが襲ってくるんじゃないかって、
怖くなってしまってました。

けど、今日思い切って見たら、、、
”バロンって幸せだったんだなあ”
って思いました


続きです。


7/18、11時頃、キッチンにいる私の後ろで顎をつけた伏せで待ってるバロン。
いつもの風景でした。

リビングに戻る私についてこようとしたバロンの足取りががフラフラに。
何度かあった発作と同じ状況だったので、半日くらいで治るだろうと
思ったのですが、午後になって嘔吐したので少し心配になってきました。

私たちは打合せがあったので、出掛けなくてはならず、念のため
母に見に来てもらうことにしました。

母が来たころはバロンは歩けなくなってましたが、電話してもつながらない私に、
どうすることもできませんでした。

4時間後に帰宅したとき、バロンはベッドから顔を上げてこっちを見ました。
あ、元気になったんだね!って思う間もなく、すぐにパタンとなり、
寝たまま吐いて、息が荒く、苦しそうでした。
以前倒れた際に探しておいた救急病院に連絡し、急いで連れて行きました。

病院で嘔吐防止剤を打ち、エコーで見たら、腹水が溜まっているとのこと。
確かに、いつのまにかバロンのお腹はパンパンになっています。
注射器で吸い出したら真っ赤、血でした。

お腹に大きな注射器を刺されているのに全く反応しないバロン。

「危ないです」
「持たないかも」
「覚悟してください」

なんて言われたかも覚えてないですが、命にかかわる状況と聞いて
頭が真っ白になりました。
まさか、こんなことになるなんて。

エコーで見ると脾臓に4cmくらいの腫瘍があり、それが破裂したと思われる。
処置としては脾臓を摘出すること、脾臓は取っても大丈夫な臓器である。
でも、今は血圧が低く、血液の数値も悪いので、手術をすることはできない。
一晩入院して点滴をして数値を上げてから翌日手術になる。
が、明日まで持つかはわからない。
入院には付き添えない。
家に連れて帰るという選択もあるが、皮下点滴しかできないので危険度は増す。
どうするか決めてください・・・

まさかそんな決断をしなくちゃいけなくなるなんて。
突然のことで涙が止まらず、何が何だかわからない状態なのに。
でも、決めなくちゃ。

バロンは苦しいながらも身を起こしてお水を飲めるときもあり、
点滴をしたら、少し歩こうとすることもありました。
このまま入院して点滴を続けたら良くなるかもしれないけど、
良くなったらきっと私を探して動き出して、出血がひどくなるだろう。
病院で心細い思いのまま死なせることだけはしたくない。

すごくすごくすごく迷いましたが、家に連れて帰ることにしました。
先生はその決断に驚いた様子でしたが、意識が遠のくような
ことがあれば夜中でもすぐに連絡してくださいと言ってくださいました。

このときが20時。
病院には22時までいていいとのことなので、ギリギリまで点滴。
病院の待合室で、点滴をしているバロンをずっとなでていました。

22時になり、皮下点滴と止血剤と嘔吐防止剤を打ってもらい、帰宅しました。


20161108
ごはんが気になるバロン。
何してるときも一緒でした


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[ 2016/11/08 ] | 男爵の生活 | CM(2) | TB(0)

倒れてからのこと

9/26に血管肉腫で他界したバロンの思い出を綴っています。

病気の経緯を書きますね。

7/3夕方、私のベッドで寝ていたバロンが突然吐き、その場で脱糞。
フラフラとベッドから降りてきて、私の膝の中に入ってきて
パタンと横になってしまいました。

尋常じゃない様子にかかりつけの病院に電話をしましたが
日曜日で休診。
いつも行っていない病院に行き、診断は癲癇。
え?と思いましたが、そういうものなのかと軽く考えていました。

その後も、吐くことはありませんでしたが、フラフラになって
トイレに行くまでに間に合わなくて失禁ということがたまにあって、
癲癇の発作・・・なのかなぁ・・・違うんじゃないかなあ・・・と疑い、
一週間後、かかりつけの病院でエコー検査をしてもらいました。
トイレに行くと体が楽になる様子だったので、お腹が痛いん
じゃないかと疑ったためです。

結果はまったく異状なし。
血液検査の結果から、膀胱炎だろうとの診断でした。

それから1週間後に脾臓の腫瘍が破裂しました。

私が一番後悔しているのはこの部分です。

正直、脾臓を診たのかどうかも覚えてないくらい、脾臓という
臓器は私にとってなじみのない臓器でした。
私がもっと勉強をしていたら、血管肉腫の可能性も考えた上で
エコー検査をしてもらってたら、破裂する前に摘出ができたかもしれない。

発作だと思っていたものは、おそらく小さな出血を繰り返していたから。

なんで見つけてあげられなかったんだろう。
痛かったね、ごめんね。

本当に本当に、この部分は後悔しています。


20161010
ももぷぷさんからいただきました。
躍動バロン


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[ 2016/10/10 ] | 男爵の生活 | CM(9) | TB(0)
プロフィール

ハル

Author:ハル
バロン男爵
犬種:ビーグル
性別:♂
誕生日:2005年7月2日

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