バロン男爵の日常

ビーグル犬バロンと人間ハルののんびり田舎暮らし

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希望を持つことの大切さ  


9/26に血管肉腫で他界したバロンの思い出を綴っています。



あまりにも早い膀胱への転移で絶望のどん底にいた私が
前を向くきっかけになったことを。

膀胱の腫瘍の手術はとにかく早く行おうということになり、
翌日に手術の予約を入れました。
ところが、先生の都合で翌週に延びてしまいました。

その週の土曜日に、愛知県にある漢方の病院に行くことになっていました。
遠いし暑いからバロンの体力の衰えを心配してたところに手術となり
キャンセルしようと思っていた矢先に変更になり、逆に行く運命なんじゃないかと
思ってしまった私は(←運命には身を任せるタイプ)、
張り切って愛知まで行ってきました。

その病院が私の気持ちを上向きにしてくれました

バロン、血管肉腫です。
癌の中でも進行が早くて絶望的なタイプの癌。
治らないことは私でもわかります。

けど、飼い主ってバカですよね、治ってほしいって、言えないけど、実は思ってます。
けど、治ることを望むよりも、心の準備をしないといけないって思うから
自分で自分の希望を否定してしまいます。
未来には絶望しか見えない。
というか、絶望しか見ちゃいけないと思ってしまう。
だから苦しい、前を向けない、どうしたらいいかわからない。

そんな気持ちが、ふっとびました。
先生、一生懸命親身になって考えてくれました。
道を示してくれました。
治ったらホームページに写真載せさせてね、って、バロンの写真を撮ってくれました。
治ってほしいって言ってもいいんだって思いました。

バロンは生きてるし、闘ってる。
なのに、なんで死んだときの心の準備をしてるんだろう、私。
自分のことしか考えてない、なんてバカ飼い主だったんだろう。

もちろん過度な期待はしませんし、ほんのわずかな可能性だって
わかってるけど、そこに向かってもいいんだって思いました。
それが希望だと思いました。
希望をもってバロンと接していこうと思いました。
ぱぁーっと気持ちが明るくなったんです

信頼できる先生に出会うというのはこういうことかもしれません。
治療だけじゃなくて、精神的に信頼できる先生。
信頼できる先生に出会える人は幸せですね。

この病院を紹介してくださったのは、以前ブログでキリ番を取って
お知り合いになった、はくもくれんさんです。
バロンのアジリティにも応援に来てくれて、お守りも送ってくれました。
お守りは、今でも天国でバロンを守ってくれています。
バロンのブログで知り合った方が、バロンを助けてくださる。
バロン、すごいね、素敵なご縁だね

私、今回のことでたくさんの人に助けてもらいました。
情報をくださった方も、励ましてくださった方も、本当に多くの方が助けてくれました。
悲しい涙よりも感動の涙の方が多かった気がします。
全部バロンが繋いでくれた方ばかりです。
人の力を借りること、人の優しさ、ありがたさ、バロンが教えてくれました。

たぶん、ブログをしてなかったら、一人だったら、私はただ黙って
バロンが死んでいくのを指を咥えて見てるしかなかったかも。

めいっぱい悪あがきできて幸せでした。

改めて、みなさん、ありがとうございました!!


20170124
闘病中もずっとこんな笑顔で


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膀胱の腫瘍の切除  


9/26に血管肉腫で他界したバロンの思い出を綴っています。


脾臓を摘出したとき、緊急事態だったので、エコーでは脾臓しか
見ていませんでした。
なので、そのときに膀胱の腫瘍があったかどうかはわかりません。
さらに脾臓摘出の1週間前のエコーでは、膀胱に腫瘍はありませんでした。

少なくとも3週間前にはなかった腫瘍が、すでに5cmになっている。
進行のスピードからも、血管肉腫の転移と思われます。
エコーでも黒く写っていて、血の塊の色です(通常、癌は白く写るらしいです)

癌細胞が落ちてきていないかと尿を採取し検査しましたが見つかりませんでした。
幸い、腫瘍の場所が、腎臓からの尿管を避けた場所なので、切除はできるとの
説明でした。

ぼやぼやしてたらまた破裂してしまうかもしれません。
脾臓を摘出した手術から2週間しか経っていなくて、バロンの体力が
心配でしたが、すでに元気いっぱいに走り回ってるバロンですから
大丈夫でしょうとのことで、手術を決めました。

立て続けに手術。
ごめん、バロン、本当にごめん。

まさか今回の検査で早くも転移が見つかると思っていなかった私は
頭がクラクラして、立っているのもやっとでした。

いったいバロンはどうなってしまうのか。
いつまで一緒にいられるのか。

不安と絶望しかありませんでした。


20170119
いつも超リラックス
ヘソ天はバロンの代名詞


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血管肉腫の診断  


9/26に血管肉腫で他界したバロンの思い出を綴っています。


手術から10日後、抜糸のため病院へ。
腫瘍の病理検査の結果も教えてもらえる日です。

「脾臓の腫瘍の破裂」というキーワードから、「血管肉腫」という
病気の可能性はわかっていました。
けれども、バロンは超元気だから良性に違いない、
まだ11歳になったばっかりのバロンが癌になんてなるわけがない、
と、現実から目をそらしてきました。

抜糸が済み、病理検査の結果の紙が机の上に置かれた瞬間に
目に飛び込んできた単語。

血管肉腫

思わず目を伏せて下を向くと、そこには笑顔のバロンが。
涙がこぼれました。

この子が癌?
信じられない、誤診じゃないか、こんなに元気なのに。
もう先生の言葉が耳に入ってきません。

病院からいただいた書類には、
「平均余命は無治療で3ヵ月。化学療法(抗癌剤)で6ヵ月。
1年生存率は10%未満」
と書かれていました。

バロンはまだ11歳になったばかりなのに。
いままで病気一つしなくて、丈夫で、18歳まで生きるって思ってたのに。
3ヵ月なんてあっという間に来てしまう。
いったい私はどうしたらいいの。
バロンに何をしてあげられるの。

とにかく情報がほしい。
希望がほしい。
それで、ブログでお願いしました。

みなさんからたくさんの情報をいただき、もちろん自分でも調べ
毎日クルクルクルクル頭がずーっと回っている状態でした。

すぐに始めたのは食事療法です。
完全手作り食に変更し、糖質を制限、免疫力を強化する食材を
増やしました。
バロンは手作り食がとってもうれしそうで、バックバック食べてくれました^^

次にサプリメント。
候補はいくつかありましたが、βグルカン系と冬虫夏草系、
カワラタケとDHA・EPAを毎日与えました。
これもごはんに入れてしまえば何もわからないので、
普通に与えることができました。

そして、考えなければいけない、抗癌剤。
3ヵ月の余命を6ヵ月にしてくれる可能性がある抗癌剤。
(完治の可能性はないので、延命のみです)
合わないと副作用で免疫力と体力を落とすことになってしまう。
それが怖い。

私は、自分自身が、寝たきりで命を延ばすなら死にたいと思う人間です。
バロンについても、同様に考えています。
辛い状態を長く続けてほしくない。
がんばっても余命が数か月ならなおさら、その間は少しでも元気な状態でいてほしい。

バロンにとっては、6ヵ月後に死のうが明日死のうが、同じなんだろうと思います。
人間のように思い残すことがあるわけでもなく、終活をするわけでもない。
3ヵ月が6ヵ月になることと引き換えに、毎日具合が悪くなるのだとしたら、
私は延命は望みません。
3ヵ月という期間を受け入れられなくて辛いのは私だけ。
私が頑張れるところは私が頑張ればいい。

けど・・・
脾臓が破裂したとき、バロンは懸命に生きようとしてくれた。
抗癌剤を与えないということは、バロンの生きようとする気持ちに応えないということに
なるんじゃないか・・・

もう、グルグルグルグル・・・
命がかかってますからね。
バロンの一生の最後の時間、後悔するような終わり方をしたくないですから。

考えに考えた末、抗癌剤は投与しないことに決めました。

そして、抜糸から3日後、抗癌剤を投与しない、QOL(Quality of Life)を重視して
いきたいという方針を伝えに病院に行き、ついでにエコー検査をしてもらったところ
なんと、膀胱に腫瘍が見つかってしまうのです。
5cmもある大きな腫瘍でした。



20170115
雪が降るとテンションがあがるぅ~ のです


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脾臓摘出手術と初めての入院  

9/26に血管肉腫で他界したバロンの思い出を綴っています。

明日はもう3回目の月命日です。

ずっとお花を飾ってるのですが、先日はクリスマス用に奮発して真っ赤な花束を。

やっぱりバロンには赤が似合うな



7/19、元気に自分で歩いて病院に入っていったバロン。
午後から脾臓の全摘手術を行いました。

麻酔が怖くて去勢すらできなかった私。
初めての手術が臓器摘出とは。

怖くて怖くて仕方ない3時間でした。

病院からの連絡が待てなくて、近くの公園をウロウロ。
15時に、麻酔から覚めました、と病院から連絡があり、即面会に行きました。
まだフラフラしているバロン、私と主人の間を行ったり来たりして
膝にもたれて横になっています。

バロン・・・よくがんばったね
撫でてあげることしかできない私。
代わってあげられたらいいのに。

摘出した脾臓を見せてもらいました。
脾臓がどういうものかわからないのでよくわかりませんでしたが
いくつか赤くなって破裂したような感じのところがありました。

バロンが疲れるので、面会は1時間ほどで終了、
バロン、初めての入院です。
抵抗する力がないので、あっけなく連れていかれるバロン。
さすがにこれは仕方ないです。
一緒にいてあげたいけど、ごめんね。
あと一息、入院もがんばれ、バロン!!


たった一晩の入院。
たった一晩バロンがいないだけ。
たった一晩。
けど、11年間で初めての一晩です。

この11年間、一晩たりともバロンは家を空けたことはなく
私の帰宅を出迎えてくれなかったことは一度たりともありませんでした。
私がいないときもずっと家で私を待っていてくれたバロン。
そんなことにやっと気付いたバカな私。
バロン、バロン、バロン。
抱きしめたい気持ちでいっぱいでした。
がんばらなければいけないのは私だったー

翌日は出勤。
朝、病院に電話して様子を聞くと、
「バロンちゃん、ごはんしっかり食べて、今散歩行ってますよ~」

ええっ、散歩ぉっ!?
手術から24時間も経ってないのにぃ!?

すごい回復力!!
犬ってこんなものなんですかね?
まあ、とにかく、びっくりしたものの安心して仕事に集中できた私でした。

夕方、待ちに待ったバロンが帰ってきました!!
夏だからくっついてはくれないけど、一緒に眠りました。
幸せ~♪


201612251
私たちはずっと相棒♪




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奇跡  

9/26に血管肉腫で他界したバロンの思い出を綴っています。

先日、バロンの四十九日を終えました。
まだ四十九日、もう四十九日。

今日、久々にバロンの散歩道を歩きました。
亡くなった当初は、毎日何していいかわからず、
一人で泣きながら散歩してました。
けど、今日は泣きませんでした。
少しづつ時は流れていますね。


さて、脾臓の腫瘍が破裂したバロン。
一晩持つか持たないかの状態で、家に連れて帰った続きです。


翌朝病院に連れて行って点滴をするまで10時間耐えなくてはいけません。
持ってくれ、持ってくれ。
ずっと祈っていました。

バロンは、ヨチヨチ歩いてはちっこを2,3滴して、うずくまる。
それを数分おきに繰り返してます。
当然トイレには間に合わないので、部屋中トイレシートを敷き詰めました。
腹水は体に吸収されて少しづつ減っているようで
呼吸困難は解消されていました。

安静にしてほしいけど、バロンはじっとしていられない様子なので
好きなところに行かせました。
トイレに向かう時もあれば、ベッドに向かう時もあります。
けど、辿り着けずにペタンとなってしまいます。

見守って、よろめくときに支える。
いつでもお水が飲めるようにそばに移動させる。
私にはそれしかできません。
バロン、がんばれ!!
長い長い夜です。

少しづつ少しづつ歩数が増え、ちっこも増えてきました。
歩く頻度も減って、楽になってきてるようです。
良くなってる!!
安心してちょっと気を抜いた私は少しだけ寝てしまいました。

起きたらバロンが座っていました。
いつも座って庭を眺めている、お気に入りの場所で。
ごめん、バロン、一人でがんばらせてしまった、ごめん!!
じっとこっちを見た目は、ずっと力強くなっていました。
乗り越えられる!と思いました。

7時半頃母が会いに来た時には、吠えてお出迎え。
車に乗ってからはぐんぐん良くなり、病院の前でもたくさんちっこし、
元気に歩いて入って行き、先生をびっくりさせていました。

そして午後から手術、脾臓を全摘しました。


201611201
病院に向かった時はまだちょっとぐったり

201611202
降りたら超元気!!
ちっこたっぷりしてます!!


血管肉腫による脾臓の破裂で命を落とす子も多いと聞きます。
私にはそんな知識が全然ありませんでした。

家に連れて帰るというのは無謀なことだったかもしれませんし、
家に連れて帰ったからこそバロンは回復したのかもしれません。

とにかく、バロンは自力で回復しました。
これはバロンの生きる力の強さが起こした奇跡だと思います。

そして、息を引き取るまでの2ヶ月間、「バロンのためだけに生きる」
という時間を私にプレゼントしてくれました。
この時間がなかったら、私は後悔だらけだったと思います。
この2ヶ月で私たちはより仲良くなり、ちょっと照れくさいんですが、
魂で通じてるんじゃないかと思えるくらいになりました。

バロン、あのときに逝かないでくれてありがとう。
がんばってくれてありがとう。
かけがえのない時間をプレゼントしてくれて、本当にありがとう。


201611203
ガムは持って食べる派です(^∇^)ノ


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